山 行 報 告
2015/6 / 14     上越・八海山        メンバ:早山、他2名 記録:早山

女人堂上部の雪渓 八海山を臨む  八海山から続く
稜線、越後駒ケ岳 
薬師岳の祠と鐘  鎖場いっぱい 
大日岳山頂  大日岳付近の鎖場 ヒメシャガ     


【コースタイム】
 記録参照

【記 録】

(6月14日)
 天気予報はそう悪くないはずであった。当初予定では、屏風道から八海山八ツ峰へ登る 計画でいたが、歩き出すなり雲行きが怪しくなり始めた。 夏山らしく登山道は夏草が生 い茂っていた。1時間程歩き続けるが雨足は弱まわらず、雨に濡れた屏風道の鎖場をこ のまま行くには気が進まなかった。昼には晴れてくる予報、一旦下り八海山ロープウェ イに乗る計画に変更した。
 屏風道の駐車場に数台停まっていたはずの車が減っている。 自分たちと同じことを考えたか、雨で諦めて帰ってしまったのか… 8時台のロープウェイ始発を待つ。ロープウェイ乗り場はハイカーで賑わっていた。
 山頂駅を降りてすぐ歩き始めていると、登山道を塞ぐ草木を刈り取りながら歩いている人 物に出会い、付かず離れず高山植物の名前などを教えてもらいながら歩く。
 やけに八海 山に関して詳しいなと感じていたが、実はその方は『山と高原地図 越後三山』を手掛 けらた代表者であった。道理で越後の山々に精通いるわけだ。
 女人堂から先は雪渓が残る。また、八ツ峰の巻道は残雪があり危険とのこと。地蔵岳か ら大日岳まで八つの岩峰の登下降を楽しんだ。 八ツ峰を往復する頃には今朝の雨が嘘のようで陽射しが暑かった。
 更にご縁があってか 、千本檜小屋付近で担いできた夕張メロンを切り分けて下さった方がおりご馳走になっ てしまった。
 下山後気が付いた事であるが、ここ霊峰八海山でマダニに噛まれていた。マダニ被害の 噂は耳にしており、自分では除去できず友人の協力で急ぎ浦佐の病院でマダニ除去して もらった。 結局、翌日しっかり除去するため皮膚を切開することとなる。
 後日談である が、切除した皮膚を顕微鏡で検査してもらったところマダニの口器の一部が残っていた らしい。 今後マダニ被害に遭われてしまった場合、虫体を除去できたと思っても稀に除去し切れ ず残ることがあるのだそうです。
 万が一残っていたりすると時間が経ってから厄介なこ とになるらしいので、医療機関での確実な除去をお勧めします。 霊峰八海山で私にとっては大変な目に遭ったのだが、駆け回ってくれた友人がいた有り 難み、たまたま八海山で出会った人との関わりがとても温かく感じられた。